2017年度 理事長所信

  

理事長 村中将治

 

所 信

「日本の復興は我々青年の責務である。」という当時の若者たちの覚悟のもと、1951年青年会議所が誕生しました。その若者たちの熱い思いが瞬く間に全国各地に広がり、この三好地域にも1971年阿波池田青年会議所が誕生しました。設立から46年、多くの先輩諸兄姉が築きあげてきた伝統や誇りに感謝をし、次世代に継承しなければなりません。そして今、この三好地域の為に阿波池田青年会議所の存在意義をもう一度見直す必要があるのではないでしょうか。

 

 

[効率的な組織運営と確実な広報活動]

公益法人格取得から本年で4年目を迎えます。過去3年間公益性の追求、財政の透明性、法令を遵守した組織運営等、阿波池田青年会議所会員一丸となって取り組んでまいりました。引き続き公益社団法人の名に恥じないよう阿波池田青年会議所会員一丸となって確実な組織運営を行ってまいります。また今までの会議の運営方法等を継承しつつ、新たな手法を取り入れて効率的な組織運営を行ってまいります。

また我々阿波池田青年会議所が活動するにあたって情報発信は無くてはならないツールであると考えます。より良い活動を行ったとしてもこの三好地域また徳島県の人々に認識してもらわなければ、自己満足の活動に終わります。そこでより良い広報の仕方を考え「集めるより集まる」という情報発信を行い阿波池田青年会議所の活動を三好地域また徳島県の人々に発信してまいります。

 

 

[会員拡大と資質向上]

今年、阿波池田青年会議所は19名からのスタートになります。輝かしい実績を作り上げてきた先輩諸兄姉が卒業され会員数減少に歯止めがかからないのが、今の阿波池田青年会議所の現状であります。ここ数年は「減少」というよりも「激減」という言葉が相応しいような現状となっております。この会員激減を乗り越えなければ阿波池田青年会議所自体の存続が危惧されます。

その為には、会員一人ひとりの更なる資質向上と意識改革が必要と考えます。まずJAYCEEとしての英知と勇気と情熱をもって行動し同年代の模範とならなければなりません。会員一人ひとりが魅力に溢れ、このまちの真のリーダーになるべく行動すれば自ずと会員の資質向上に繋がると考えます。

会員拡大においては、会員の拡大に対する思いを高め一丸となって拡大に取り組む環境が必要だと思います。志を同じくする同志に入会してもらう為、会員全員が積極的に会員拡大を実践し青年会議所活動を行える組織を構築します。

 

 

[地域活性化によるまちづくり]

「地域活性化」とは自分の地域をアピールして多くの人に知ってもらい観光客に来て頂いて魅力を発信することであると私は考えます。この我々の暮らすこの三好地域は、かつては煙草産業などで栄えていたと聞きますが今はその見る影もなく若者の流出や少子高齢化が深刻な問題になっております。しかしこの三好地域には観光資源や伝統文化が多くあります。この三好地域の活性には地域の人々自ら誇り高き郷土愛を持たなければなりません。その為には阿波池田青年会議所メンバーが率先して郷土を愛しこの地域の魅力を発信しなければなりません。また人が人とつながり、人が地域とつながり、地域を想う心の連鎖を醸成することで、まちの活性化をもたらすと考えます。

 

[次世代を担う青少年育成]

子どもは社会にとって大きな可能性を秘めたかけがえのない存在であります。一人ひとりの子どもが持つ能力や生まれ育つ環境は異なっても、全ての子どもが、身近な愛情に包まれながら挑戦と試行錯誤を繰り返す中で、自尊感情や自己肯定感を育み、自己を確立し、地域との関わりを自覚し、社会的に自立した個人として健やかに成長することで地域のリーダーに成長していくと考えます。このようなかけがえのない子どもたちの成長に繋がる青少年事業に企画・運営をしてまいります。

 

 

[地域性を生かした徳島ブロック大会の開催]

本年度、阿波池田青年会議所は徳島ブロック協議会ブロック大会を主管致します。前回の時よりも会員数が減り、主管を経験された会員がほとんど卒業されています。そのような状況の中、会員一人ひとりが阿波池田青年会議所の名に恥じぬよう一致団結して行動していきます。開催地である三好地域の魅力や地域性を生かしたブロック大会となることを目指します。

また第46代徳島ブロック協議会会長を輩出します。会長輩出LOMとして誇りを持って行動し徳島ブロック協議会への参画と協力を責任ある態度で行っていきます。

 

 

終わりに

「人生の転機」とよく言いますが私にとっての転機が青年会議所との出会いだと思います。すべてにおいて適当主義だった自分が、多くの人に出会い、また青年会議所活動の中で貴重な経験を積んでいくことで多くの気づきを得ました。これに甘んじることなく、これからの出会いや気づきを大切にし、日々成長していきたいと思います。

人は「誇り」をなくして成長することは出来ないと考えます。自分自身の「誇り」があるからこそ、そこに今を生きる力を見つけることが出来るのです。

今年一年、自分自身の「誇り」を持ちこのまちに必要とされるJAYCEEになるべく青年会議所活動を展開して参りましょう。

 

 

 

 

 

基本方針

一、円滑で規律ある組織運営と効果的な広報活動の実施

一、JC三信条に基づく会員資質向上と会員拡大の実施

一、郷土愛溢れるまちづくりの実施

一、未来を担う青少年育成の実施

一、災害時支援協定の継続

一、日本・地区・ブロック協議会への参画と協力