2014年度 子供のみらい創造委員会 所信
子供のみらい創造委員会 委員長
川 原 武 則
所 信
阿波池田青年会議所が事業を展開する三好地域は、自然に囲まれた風情ある素晴らしい地域ですが、自然が身近である為に、その素晴らしさが特別なものであるという実感をもてないこともあります。
また、三好地域では少子高齢化や過疎化などといった問題を抱える中、小中学校の廃校や統合が目立つようになり、特に子供の人口が著しく減少していることを実感するようになりました。さらに、この事から幼少の頃を振り返ると、両親から『子供は外で遊びなさい』とよく言われたことを思い出しますが、いつからか聞こえなくなっています。
現代の子供たちは、一人で楽しむことができる近代化した遊びが主流となり、周囲との会話がなく周囲への関心をもたなくなるといった希薄化がすすんでいると思うようになりました。
このような事から、仮想化された世界と現実が交錯し未成年者の事件や事故などが、多発している原因の一つだと考えております。
我々は、子供たちに三好地域の自然を言葉や資料だけでなく身をもって体感することで、子供たちの好奇心を掻き立て、この地の楽しさ優しさ厳しさ、そして魅力を感じ取りながら自然は単体ではなく草木や土、水、多くの生物と共存して成り立っていることと社会との共通点があることを学び、郷土への感心や人と人、人と自然と共存することの大切さを知ることによって愛郷心と道徳心を身につけ、郷土と共存しているすべてのものを愛し、明るい豊かな社会を築き上げることのできる希望をもった青少年の育成事業を行います。
そして、子供たちが次世代や他の地域に誇りをもって郷土を発信する逸材になり、事業をとおして我々も多くを学び子供たちと共に成長していくことを確信しています。