2024年度 青少年育成委員会 所信

 

■青少年育成委員会 委員長:真鍋 和也

 

私たちを取り巻く生活環境は、日々大きく変化しています。利便性の向上、情報化社会の進展、労働形態の変化などにより、便利で快適な生活ができるようになった反面、それらのことは運動不足やストレスの増加につながり健康を脅かしています。青少年たちにおいては学校週5日制の完全実施により、自由時間が増大したにもかかわらず、体を動かす機会の減少や生活習慣の乱れから、体格の向上に相反して体力・運動能力が低下しているという現状が明らかとなっています。

スポーツは、私たちの国の国際的地位の向上や心身の健康の保持増進に極めて重要な役割を果たすものであります。スポーツという言葉は競技という意味が含まれ、一定のルールに則って行われる競技はスポーツとなります。スポーツにはフィジカルスポーツとマインドスポーツの2種類があり、フィジカルスポーツは主に肉体を動かし競い合うもの。マインドスポーツは主に思考能力を使い競い合うもので、近年耳にすることが多くなったeスポーツが代表した例で、ゲームを用いてルールのもとに対戦し勝敗を競い合う、eスポーツはそうしたマインドスポーツのカテゴリとして属しています。年齢差、性別差、身体障碍者を超えるeスポーツならではのコミュニケーションがあることから、ゲームを通じて人とのつながりや学びを得ることができるものとなっています。スポーツは心身の健全な発達や健康、体力の保持、精神的な充足感の獲得、自立心やその他の精神の育成のために行われ、心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠なものとなっています。そして、次代を担う青少年に他者を尊重し、協同する精神、公正さと規律を尊ぶ克己心を培い、実践的な思考力や判断力を育む等人格の形成に良い影響を及ぼします。また、人と人との交流を促進し一体感や活力を作り出し、人間関係の希薄化の問題にも寄与します。

スポーツを通じて青少年たちに何か一つでも残してあげたい、その思いを胸に未来を担う青少年たちが地域の発展に貢献し豊かな社会、幸せな地域社会を実現し、一人ひとりの人生を楽しく生き生きとしたものとするための一助となる事業を展開し、『Plus Ultra』未来へ心ひとつに新たな一歩を踏み出します。